糞耳とヘッドホン

―糞耳とヘッドホンの正しいお付き合いの仕方。

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ヘッドホンの音場は二種類に分かれる

いい加減明確にしておいた方がいいと考えているのが、ヘッドホンの音場の形成要因とそれに因る音場の二種類の語りについて。

管理人の考えではヘッドホンの音場は、以下の二つに分かれる。

第一音場:『構造的音場』
第二音場:『解像度的音場』

構造的音場というのは、簡単にいうとヘッドホンそのもの構造のことであって、それはも少しいうと振動版前面/背面の空気の状態などである。
構造的音場の形成要因と考えられるのは「音場内向き」にはイヤパッド、バンド側圧。
「音場外向き」にはハウジングのポートが要因となって音場が変化する。
他にはバッフルレジスターの存在や、ユニットの位置などによっても変化する。

一般的に「密閉型よりも、開放型のが音場広い」というのは、この構造的音場の広がりのことである。
背面開放型では、音はハウジングに遮られることなく、外へと放射状に広がりをもつというのはもっとも分かり易い例である。

或いは、振動版前面の密閉度の高いヘッドホンやイヤホンにおける、管理人の定義する収斂音場というのもこの構造的音場のカテゴリーに分類される。


二、の解像度的音場というのはその名の通り、ヘッドホンの再生解像度に由来するステレオ的音場感の精度ことである。
スピーカーのそれと全く同じと理解してもいいものである。
ところがヘッドホンというのはスピーカーと異なり、発音体の総体が耳に近い為か、実感される音場というのはスピーカーのように一元的にステレオ音場感だけでは語りきれない。

比喩で表現するとこの二つの音場は「キャンバス」とそこに「遠近法で描かれる絵」の関係に似ている。
「構造的音場」がキャンバスであって、その上に書かれる絵が遠近法によってもたらす奥行き感が「解像度的音場」感である。
絵画のそれとは違ってヘッドホンの基盤となる「音のキャンバス」というのは「まっ平ら」なものほが寧ろ少ない。
多くは振動版前面の密閉空気によって中央が凸歪んでいたり、背面ポートによって外へとグイッと伸びたものなどが、ヘッドホン種々それぞれによって個性的に形がある。
そして、その大小なりとも歪んだキャンバスの上にステレオという遠近法で描かれるのが音源なのだが、これは原音に対して解像度が高いほど、音は「奥ゆき感」として感じられるようになる。

二つの音場の関係を考えるならば、どちらも重要であるけれども、管理人は第一音場として『構造的音場』の方を重視、或いは唯一の音場として定義したいと思う。
と言うのも、構造的音場というのは全ての音像が乗っかるベースであって、それが一番重要であるには違いないからである。
(構造的音場が歪んでいれば、解像度的音場も歪むのである)
また、解像度的音場というのはケーブルや振動板などのミクロな物理的特性に因るところが多いが、その変化の度合いというのは構造的音場の比ではない。
構造的音場は一聴して感じるほど明確に聴感に影響を与えるが、解像度的音場(奥ゆき感)は解像度由来のものであり、その認識できる閾値は個性にもよるが、一般に非常高くなる。(管理人のような糞耳では難がある)
また、解像度的音場というのはその名前の通り解像度的要素であって、それは音場と言うよりは寧ろ、解像度の一要素として丹念に語る方が、素性にあっているようにも思う。

第一音場:『構造的音場』 (語るべき音場)
第二音場:『解像度的音場』 → 解像度


あれやこれやと気儘に書いて来たこともあるが、少なくともただ一つ、コレだけは理解して貰いたいことがあるとすれば、「これら音場を混同するな!」ということ、コレに尽きる。
何やら至るところで、管理人が定義してきた二つの音場を全く区別も出来せずにゴッチャにして語りやがるものだから、何がなんだか分からなくなっているようなところがある。
一度明確に分離するようなことは必ず、必要なことであるように思うのが・・・?
[ 2011/02/27 13:25 ] 糞耳的ヘッドホン解釈 | TB(0) | CM(-)
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