糞耳とヘッドホン

―糞耳とヘッドホンの正しいお付き合いの仕方。

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密閉依存的な低域と自立的な低音

管理人の解釈記事。
「ヘッドホンの低音について」。

ヘッドホンの低域というのは、密閉依存的な低域と自立的な低域に分かれる。

自立的な低域というのは高密閉パッドやイヤーピースの気密空気に頼らずとも、低域の音圧が比較的フラットなタイプ。
対して依存的な低域というのはドライバユニットの特性としては低域はダラ下がりだが、皮パッドなどの装着によって、延びの良い低域を獲得するタイプ。

前者のものは―GRADOのヘッドホンなどが比較的明確なのが―このようなヘッドホンの低音というのは頭内部に籠もらず、音場全体にブワっと広がったような独特の濃厚均一な音場を形成する。
このようなヘッドホンの内、特に低域の音圧が高いものでは音が非常に芳醇な印象で、低音に包まれるような独特の抱擁感を生じるものがある。
このようなタイプは「非常に音楽的な鳴りである」と感じることの出来るものが多い。

対して、依存的な低域のヘッドホン、或いは前面密閉型インイヤーの低音というのは、打撃音が頭内にガンガンと響くように中央密度のみが以上に上昇し、逆に音場の外では密度が薄く、そこでは空気感なく、結果的に伸びよく存在感のある中央低音が支配的に音場を印象付けることになる。
このようなヘッドホンの音はハードロックなど打撃音のビート感を主体とするような音楽には向くが、空気感を重視する交響曲などの再生には全く向かない。

二つの低域には好みと言える部分もあると思うが、管理人としては完全に自立的低域>依存的低域の等号関係で結論している。

第一に管理人は激しい音楽を聴かないという個人的事情があるのと、同時に音場の収斂によって音像の分離の悪くなる依存的低域型ヘッドホンというのが、ステレオヘッドホンとして劣悪なものであると考えるから。

ヘッドホンは出来るだけ密閉度に頼らず、ユニットの素性として十分に低域の音圧の確保出来ているものが望ましいと思う。
ところが、最近の流行傾向はむしろそれと反対で、どころかメーカー(特に日本の!)は低音のこの区別も分からず、滅多やたらに依存的低域を強調したモデルを"ディープ・バス"とか"驚きの重低音再生"とかいったかたちで売り出してばかりいるのが、管理人としては非常に不愉快。
何れこの風潮に廃れが訪れることを密かに望んでいる。
[ 2011/03/05 15:07 ] 糞耳的ヘッドホン解釈 | TB(0) | CM(-)
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