糞耳とヘッドホン

―糞耳とヘッドホンの正しいお付き合いの仕方。

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振動版前面の密閉度と定位の関係

振動版前面の密閉度と定位の関係について。

以前ナガナガと書いてあったのが、カテゴリ編集した際、「偶然」紛失してしまったので再度簡単にまとめる。
(以下のものは管理人が経験的に発見した法則であって、音響関係のホンなどに載ってるもんじゃあないので、その信憑性は甚だ怪しい・・・)



≪前面高密閉型ヘッドホンの定位特性≫


一般的に、高密閉型パッドやイヤーピースを用いるタイプのヘッドホン・イヤホンでは以下のような周波数によって異なる定位距離を生じる。


『前面高密閉型ヘッドホンの定位』
mippeigata-teii(1).jpg
適当に書いたもので、これはかなり誇張が激しい感じがするのが、まあこんな感じだと。

このような周波数によって異なる定位距離を生じる原因というのは、前面高密閉型では振動版と鼓膜の間にタイトな空気を生じるからである。
このタイトな空気は振幅の大きい低周波域ほど利用効率?が高く、その振動版の振幅をより効率よく鼓膜に伝える媒介となる。

固くフタを閉じられた箱の一面をバンバン叩くと、他面が同じように変形する(→前面密閉型)のと同じであるが、箱のふたを開いた状態/隙間のある状態で同じことをしても他面は殆ど影響しない(→ベロアパッドなどの開放型)。
また、フタを固く閉じてある場合でも、指で軽くトントン叩いたり(→高音)、或いは手のひらでゆっくり押してみても(→超低域)、箱の他面は殆ど影響を受けない。
(超低域について、それ故、上のようなグラフでは間違いであるのが―左端が左上がりになるはず―書き直すのがメンドクサイのでそのままにしておく)

密閉された空気を利用するヘッドホンでは、振動版は密閉空気を糸電話の糸のように用いて伝達する故、実際の発音体の位置と実際に認識される発音体の位置が異なってしまう。
糸電話では話者Aが話す声はAの位置(振動板の位置)ではなく、糸につながった先にあるBのカップ(鼓膜)からさながら音が出ているように錯覚される。

それ故脳は、アタマの中・鼓膜付近に発音体があると誤解をし、そのようにして伝わった音は頭内に定位をすることになると言う訳。


それで上のようなグラフのような定位がなるとすると、どのようなことがいえるか?といことをまとめると以下の通り。


ア)前面密閉型ヘッドホンの定位特性一般
密閉型ヘッドホンでは低周波の音像が鼓膜と鼓膜と結ぶ中点M付近に定位をする(頭内定位)
※1)その程度は、密閉度による。
※2)密閉度の低いベロアパッドなどを用いるか、側圧の緩いタイプでは頭内定位は発生しない
前面高密閉型ヘッドホンでは音場そのものがブラックホールのように中央に歪んでいる
前面高密閉型ヘッドホンでは伸張音像(以下で説明)を生じる故、距離定位感に劣る

イ)前面密閉型ヘッドホンのボーカル定位について
ボーカル定位は声の高さによって上下に変動する(音像変動)
ボーカル音像は上下に伸張する(上の伸張音像)
男性ボーカルの方が、女性ボーカルよりも低く定位する傾向がある

etc.....


内、音像伸張と定位距離の関係について説明してみる。

mippeigata-teii(2).jpg

広い音域を持つ音像を先のグラフに当てはめると上のようなる。

本来、音像は一点に集中するはずなのが、その音の含む周波数によって定位距離が異なる為、以下のように間延びしたような定位になると言うことである。
onnzou_sinncyou_20110320174150.jpg
(近)とはアタマの中央、鼓膜と鼓膜の中点に近い点であって、倍音などはそこから遠くの位置に定位する。
このような音は実際に聴くと、コチラへ向かって飛んで来る流星のように尾を引いたような音像となり、その定位は距離感の曖昧な定位になってしまう。
前面密閉型ヘッドホンの定位の欠点である。


以上のことから管理人の勝手な認識によると、前面高密閉型ヘッドホンや密閉型インイヤーなどは音像定位に劣る故に、これらのヘッドホンというのはヘッドホンの優劣関係のなかで下位に置かざるを得ない。
そもそも世間では、リスニング用であっても、皮パッドなどの高密閉パッドのものが依然主流であって、ヘッドホンというものは「頭内定位が当たり前」だと思っている人が多いと思う。
しかしそれは誤りであって、上の似非理論の過程と逆に、振動版前面の密閉度を減らす工夫なり、側圧緩く、ベロアパッドなどを用いた機種を選択すれば、不快な頭内定位や伸張音像は実際に避けることができる。

管理人は「反密閉主義者」であり、「皮パッド追放-ベロアパッド推進」姿勢であって、そんなことも理解してくれた上でこのブログの評価なり何なりをみてくれると、「コイツ何言ってんの?(やってんの?)」ってが、納得になることもあるのではないかと思う。


※厳密に正しい定位位置の確認が必要な音作りの現場で用いられるようなヘッドホンではこのような伸張音像を生じるようなヘッドホンは忌避されるべきなのが、外音遮断性が重視されてか??そのような点は軽視されているように感じる。(或いは管理人がここで示した定位概念すらないのか?)

※因みに当記事で書いたようなことは正しいかどうか、世間では全く聞かれない。
漠然とした認識としてクチコミサイトなどでも似たことをいう人もいるのが、どうも観点がズレていて管理人のような認識があるのか全く怪しい。(良くあることで、何でもかんでもケーブルとか、アンプの方に話をトバしてしまっている感じ。。)


[ 2011/03/20 18:19 ] 糞耳的ヘッドホン解釈 | TB(0) | CM(-)
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