糞耳とヘッドホン

―糞耳とヘッドホンの正しいお付き合いの仕方。

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振動板(2)・・・傾斜振幅、分割振動と音像定位

傾斜振幅(傾斜振動)、分割振動と定位について考えたことを紹介。

ヘッドホンの振動版がコイルワイヤーの引き方によって、傾斜振動を起こすと昨日の記事で説明してみた。
それに加えて分割振動と共に、ヘッドホンの定位を説明してみる。

分割振動は高周波域で発生し、傾斜振動は低周波に与える影響が大きい。

高周波音というのは志向性を持ち方向定位の認知に役立つらしい、対して低周波というのは音像の外部に薄くまとうベールのようなものであると管理人は(勝手に)考えている。

それで志向性について、これは言い換えれば「音の中心がどこにあるか?」と言い換えることも出来るので、高周波音像を音像全体の中心に沿え、その周りに低周波が音の輪郭を形成しているという音像イメージを管理人はもっている。
それで音像の認識について図で説明してみる。

nn-bnkt-ksy_20110726173154.jpg

音像の中心と外延部に像を分け、方向定位を赤、音像の幅(=サイズ)を青を示してある。

分割振動や、傾斜振動が全く起こらない場合、音像の方向は明確であって、音像のサイズも安定している。

では逆に分割振動、傾斜振動が起こってくるとどうなるか説明してみる。


『分割振動発生』
bnkt-t_20110726173155.jpg
分割振動が始まると音像の高周波部分、中心部分から音像密度が下がる。

このような音像は方向性が曖昧であって、音像は中心密度の低い、像全体でサイズばかり目立つぼやけたイメージにみえる。

分割振動が少なくなればなるほど、音像中心の密度が増し、方向定位が安定するようになる・・・はず。



続いて、
『傾斜振動』
ksy-t_20110726173154.jpg
傾斜振動の場合、音像の中心ではなく、外延部から滲み始める。
傾斜振動の影響を受けている音像は、サイズが安定せず、やけにブカブカした音像のなかで中心部分のみがやけにキラキラしており、全体としては肉の無い痩せた音像にみえる。

傾斜振幅の発生するコイルワイヤー接着型のインナーイヤーなどで聞き取ることができるかも・・・知れない。



以上二つの曖昧な音像を防ぐには、分割振動を起こさないこと、傾斜振動を起こさないことの二つが重要になってくる。
音像定位を優先するならば、ダイナミック型では小口径であり、コイルワイヤー非接着型のタイプを選択すればいい。

そんな機種があるのかといえば、ある。
だけど、ここでは書かない。
次の記事で何機種か何社かのヘッドホンの振動板をうpして説明してみようと思う。

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