糞耳とヘッドホン

―糞耳とヘッドホンの正しいお付き合いの仕方。

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ヘッドホンの頭内定位について(3)・・・音像伸張

続き。

頭内定位曲線が傾いていること故に音像が不自然に伸びるということが生じる。
管理人はコレを音像伸張と読んでいるのが、これの生じる原因について説明。


一つ音=音像と言ってもそれは極めて広い帯域を持つ。
vcal_spctrm_ml.jpg
vcl_spctrm_fml.jpg
コレは英語のリスニングのCDから男性の声と、女性の声の一部を再生した際にスペクトラムを取ったもの。
見て分かるように非常に広い帯域を持つことが分かる。

一つの声の音像が広い帯域を持つものであり、これを先の頭内定位曲線にテキトーに当てはめてみる。
onzousincyo-vocal.jpg


するとどうなるかと、一つ声の音像と言っても、含まれる周波数毎に定位距離が異なるという怪奇な現象が起こることになる。
含まれる低周波音像「a」が、近く「a'」に定位し、「b」は幾分近い「b'」へ、擦音のような高周波音像は引き込みの影響を殆ど受けず、「c」は遠く「c'」へ定位をする。

コレを立体チックに描くと下のようになる。
otozousinncyou2.jpg
ボーカルだけでなく、全ての音像が本来的な定位位置からコチラへ向かって伸びるということを意味する。

しかもそれが演奏する、或いは発音する音程によって連続的に変化する為、音像がコチラへ向かって絶えず伸び縮みし続けるという滑稽な現象が起こる。


高い音程の音は頭内定位の影響が少なく、遠くに安定して定位をするが、低周波を多く含む楽器などの音像定位が特別不安定になる。



このように頭内定位を原理として、前後に伸び縮みする音像が「伸張音像」であり、この現象を管理人は「音像伸張」と勝手に読んでいる。



(つづく)
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