糞耳とヘッドホン

―糞耳とヘッドホンの正しいお付き合いの仕方。

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ULTRASONE HFI-580 レビュー記事

ULTRASONE HFI-580 レビュー記事。


ガッツリ低音ホン。


ULTRASONE HFI-580
ULTRASONE_HFI580(2).jpg
ヘッドホンには初期の印象はあまり良くないが、聴いている内に良いところがみえてくるものと、初期の印象は良いが聴いている内に欠点がみえて来て少しガッカリなものがあるように思う。
当機は残念ながら後者か…。



■解像度
ハッキリ言ってそんなに高くない。
ハイミッド寄りの音色であり明領度はかなり高く、ボーカルやエレキギターが前へ出てくるが、その後ろがちょっと寂しい感じ。
奥行感に少し乏しいということだなのが、さほど平面的というわけではなく、しかしもう少し見晴らしが欲しいと思う。
全体的に主となる楽器や声が積極的に前に出てくるが、微細音等はあまり拾わず、音の表面的な部分にばかりフォーカスが当たる感じ。
分析的な聴き方をするにはもう少し絶対解像度が欲しい。
音楽をフツーに聴くには全く問題ないと思う。


■音色(周波数特性)
音色重度 低 ― ― ― ― ○ 高 (重々しさ)
音色暈度 低 ○ ― ― ― ― 高 (ぼやけ感)
音色明度 低 ― ― ― ― ○ 高 (明領度)
音色鮮度 低 ― ○ ― ― ― 高 (鮮やかさ)

かなり極端な感じ。

低域は非常に良く伸びる。
重心が極めて低く、イコライザ無しでもズンズンと沈み込むような低い低音表現も出来る。
反面、重心が低すぎて包み込むような抱擁感のある豊かな低音表現は全くダメ。
乾燥しきった室内のような空気感の乏しい音場のフインキ。

中域は明確にハイミッドバランス型の音作りであり、明領度は非常に高い。
全体的に明るく、薄いレモン色の色彩を帯びるかのよう。
某社のヘッドホンにある蛍光灯っぽい色合いではない。
甘い感じは無く、割りとスッキリしている。

上位機種や他社製と比べて高域は延びが足りない。
繊細な鮮やかさが無く、歪みっぽい少し雑なバシャバシャした耳障りな低めの高音が目立つ。
相対音圧はさほど上がってこないので、不快感はあまり催さない。

全体音色は最低域がしっかりと音を張る印象で、軽い感じはなく、非常に重い印象。
しかし厚みがなく、楽器によっては音が痩せたように聴こえる場合がある。



■その他
・制動感が高い
ハウジング剛性が高いからか、同じドライバユニットでも旧PRO550とは全く対照的に非常に制動感の強い、ガッシリとした打撃音が出る。
揺るぎが無く、鉄球のような硬いしっかりとした重量感と輪郭のある低音が出るため聴いていて頼もしい。

・パッドがけしからん
側圧が強めでありパッドが押し当てられる感じがあるが、気のせいか、それを伝って低音の衝撃が頭蓋骨に響いてくるような感じがある。
ハードな音楽をノリノリで聴くにはある意味で気持ちが良いかもしれないが、少し余計で下品な響きにも感じる。
個人的にもう少しバンド挟力を緩めるとか、パッドを柔らかくするとかした方が音がもっと綺麗になると思う。

・S-LOGIC
「全く分からない」というのが正直なところ。
聴き始め耳の前方斜め下の方で鳴っているような妙な感覚があるが直ぐに慣れてしまって、普通のヘッドホンとなんら変わらない印象に戻る。
メーカーが謳うようなサラウンド感と言ったものは感じない。



■全体的に ☆☆☆★★
高域が少しというか結構荒いのが気になる。
50ミリドライバだから仕方ないのか?
K240MKIIなどと比べると非常に荒っぽく、聴き返したりするとあまりにも240の音が綺麗なのにびっくりすることになる。
音の分離感が良いがこれはS-LOGICのおかげだとかではなく、ローミッドが凹んでいるから音像が膨張し難く被さり難いからだろうと思われる。
音の分離が良い反面、HD650的な温もり感が無く、全体のフインキよりは定位感を優先した音であると感じる。
やはりモニターヘッドホンか。
ボーカルの温かさなどは感じるべくもない。

低音の鳴り方は非常に素晴らしいと思う◎
密閉型はやはりこれぐらいガッツリした制動の効いたもので無いと、とても聴けたものじゃない。
打撃音の硬さはこれまで聴いた中ではaudio-technicaのES10に次いで硬い。
それだけで個人的には大満足だが、やはり高域が荒いのは見逃すことが出来ない。
コスパが音域によって右斜めに下っていく感じなのがしかし、全体的にみたらまあ価格なりのものはあるように思う。
高域の荒さは極端ながらSignature PROでも聴いてみると良く分かる。
あれは高域が恐ろしく綺麗に出てるので感動出来ると思う。

HFI-580は高域の荒さこそ少し気になるが、低音がしっかりと出ていて下位機種として印象は悪くないと思う。
低音はしっかり出るし、聴感上の明領度が高い音作りの為、海外のアマゾンなんか見ると非常に評価が高い。
しかし管理人的にもう少し綺麗めな音の方が好み。
低音好きの人は一聴してみる価値はあると思う。



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ULTRASONE ( ウルトラゾーン ) / HFI-580
ULTRASONE ( ウルトラゾーン ) / HFI-580
ULTRASONE/HFI580はブラックパールカラーのイヤカップをもつ、密閉型ヘッドフォンです。 ドライバは50mm径のマイラー製で上位機種PRO550と共通。 HFIシリーズの中で最もヘビーデューティな仕様です。 ハイパワー入力に対応する設計は、タイトでパワフルなベースサウンド、精緻で分解能に優れた再現力を約束します。 特にドラマーやベーシストのスタジオ・モニタリングに最適です。

スペック
■形式:密閉ダイナミック型
■再生周波数帯域:10~22,000 Hz
■ドライバー:マイラー
■ドライバーサイズ:50 mm
■インピーダンス:32 Ω
■出力音圧レベル:101 dB
■重量:285 g
■コード長:ストレート(3m)

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[ 2012/01/25 19:05 ] ULTRASONE HFI-580 | TB(0) | CM(-)
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